良い損保の代理店を探す方法やポイントはあるのか?!

自動車保険の知識

|長く付き合える良い代理店を見つけて欲しい!
どんな商売でも商品などに関する知識は、店舗やスタッフ単位で結構大きなバラツキがあります。

損保代理店も例外ではなく、ユーザーからの質問や問い合わせ内容に応じて適切な回答やアドバイス、保険及びプランの提案、万一の事故などの対応に精通しており、保険会社にスムースに引き継ぎが出来るだろうかは、代理店スタッフの経験や知識によって差が付いてしまいます。

知識や経験が豊富で、信頼できるスタッフがいる代理店にはお客が集まり、結果として経営基盤が堅調で歴史を積み上げていけるという事になる訳ですが、全てに精通している代理店を見つけるのは結構難しい!


代理店の全てが、保険や関連した規定や法律上の知識、又は事故対応に秀でたスタッフを要している!とは残念ながら言えません。

代理店は営利追求の事業です。


営業利益を上げなければ経営が成り立ちません。


お客様に保険契約をしてもらう事が大きな目的なので、「契約してもらいたい」思いが表面に出てしまう事もあります。


お客様本位の保険を提案できるかどうかも、代理店を見分けるポイントのひとつになります。

|良い代理店の探し方や見つけ方はあるのか?
保険や補償の内容、税制等の関連知識については一般的には少々難解と思います。

補償の範囲や、保険の内容などについて、細かい定款や規約が定められており、保険会社から説明されたとしても一般的なユーザーは理解するのは難しいかも知れません。


代理店は、保険契約者と保険会社の間に入って知識や情報量の差を是正し、契約者に平易な説明の実施と理解を得られる努力を通して、消費者や保険契約者が不利益にならないための役割も担っています。

良い代理店を見つけた時の心強さは、多少保険料が割高になるのを差し引いたとしても、契約者にとってそれ以上の価値があると思うのです。


それでは良い代理店を見つけるための一般的な方法はあるのでしょうか?

|不明な点や疑問点を質問してみる
代理店経由で、自動車保険の契約を検討している場合は、不明や疑問に思っていることを代理店に聞いてみるのもひとつの方法です。


代理店が、保険商品を販売するためには「損害保険募集人試験」を受けて、合格する必要があります。


これは、損害保険の基礎知識から自動車保険、火災保険、傷害疾病保険に関する知識など、保険商品を扱う上で必要な知識を取得しているという証明の様なものです。


つまり、殊更に確認しなくても一定レベルの知識は備わっているということにはなります。

代理店としては、ここまでは当然なのですが、この他に更に上級の「特級資格」もありますし、「フィナンシャルプランナー」等の民間資格も取得しているのか位は判断の選択肢として知っていて良いかも知れません。


代理店の店舗に入ると、壁の目立つ場所に資格証が掛けられている場合も多く、また担当者の名刺にも記載されているので確認は容易かと思います。

一般の方が保険に関して質問するには相応の知識が必要ですし、何を質問したらいいのかも不明の場合さえありますが、それでも普段疑問に思っていること等どんな基礎的な内容であっても質問してみる事です。


質問された内容について、要領よく答えられない状況や説明が的確でない、または「こんな事も知らないの?!」などの態度では、契約者に向き合う姿勢や知識不足などから頼りになる代理店とはいえません。


質問した以上の内容を知らせてくれる代理店ならば、保険知識について詳しい代理店と思います。


しかし、それ以上に大切な事は、一生懸命に理解できる様に答えようとする姿勢が見えるか否かでしょう。


知識がある事と、それを理解できる様に説明できる事は別です。


そして、もう一つ!質問された内容について、即座に全て適切に回答するのは不可能な内容もあるかと思います。


曖昧な回答や想像で誤った内容を答える位なら、確認して後日正しい回答を約す方が信頼できる代理店と判断してもいいと思います。


適当に回答して、後日トラブルになるケースもありますので、代理店を見極めるポイントのひとつになります。


|代理店としての営業期間を確かめてみる

老舗ブランドと認められる企業は、長く営業を続けている事に対する信頼と価値が社会から認められていることによる呼称のはずです。

代理店としての営業年数が長い場合は、年数に比例して経験や知識を持っており、同時にそれなりの顧客数を確保していることになります。

顧客の数が多ければ、保険契約の件数も多いということになり、必然的に保険や事故対応などについての経験も豊富です。


経験に比例して、法律や税金などの関連知識も備わってきます。


営業期間が長いということは、顧客に信頼されている明確な理由がある代理店ということになります。

|代理店としての評価と口コミが無いか?探してみる

代理店として営業成績が優秀で、保険会社から表彰されている代理店は信用して良いかも知れません。

きっかけがあって店舗に行った時は、保険会社からの表彰状などがないかチェックするのも判断のひとつになります。


但し、古い年度の表彰状の場合は、受賞スタッフの退社、或いは経営者や責任者が変わってサービスの質も変っている可能性はあります。


表彰状が発行された年度が新しいほど、表彰内容は信用できると判断して良いと思います。


営業成績を上げることができるのは、保険の知識や周辺知識に詳しいから成果に結びついていると考えられます。


また、評価が高い代理店は、口コミによって営業成績が更に良くなる場合もあります。


地域の代理店の評判を聞いてみるのもひとつの方法です。


ユーザー等の口コミは、広告などでは分からない良い事も悪いことも知ることが出来る方法ですが、情報には主観が入ることも頭の片隅に置いておくことも大切です。

|営業所や実店舗を訪れてスタッフや代理店主に会ってみる

営業の業績が良くて、保険会社から表彰されているのも良い代理店かも知れませんが、保険会社にとって良い代理店は顧客にとっても良い代理店とは限りません。


保険会社は、結構な頻度でキャンペーンを行い、その期間については重点販売をしたい保険商品もあるのです。


保険会社からの賞状が飾られている事は、保険会社が販売したかった保険商品のノルマを達成した可能性もあります。


もちろん、ユーザーのニーズと合致したからと思いますが、保険知識が豊富であることは、代理店にとって良い保険をチョイスする事も可能ということがあるかも知れません。


保険知識は代理店を営むレベルが有れば充分と思いますが、重要なのは顧客のために汗を流すことができるのか?!になるでしょう。


代理店経由で保険に加入するとしたら・・何を基準に選ぶのか?


明解に一言で答えるなら、スタッフや代理店主の「人」だと思います。


店単位なら、「この代理店いい感じ!」このインスピレーションは捨てたものではないと思っています。


印象は結構当たります!


「私の現況から、適切と思う保険のプランを教えて下さい。そして、万が一事故が起きた場合はタイムリーで、できる限りのフォローをして欲しい。保険会社ではなく、代理店を信じて加入したい!と思っています」と投げてみて下さい。


どんな反応をするでしょうか?


「分かりました!任せて下さい、期待を裏切らない様に、出来る限りのことはしようと思っています!」なのか、「う~ん、なんとか頑張りたいけど・・、人員的に難しいかも・・」等の反応や気構えをみて、代理店を選ぶのもありでしょう!


|事故の一次的対応を代理店に依頼する場合
事故が起きた時の相手が、事故に慣れた人や自動車関連の仕事をされている方、身近な人が事故に遭って対応について知識を持っている人の場合も少なくありません。


その状況の中で、事故現場での対応のために代理店を現場に呼ぶ事故当事者もいます。


全ての代理店が事故現場まで来てくれるとは限りません。


代理店といっても、自動車を買った際にディーラーで任意保険も一緒に加入する場合はディーラーが代理店になります。


車検や車の修理をした際に任意保険を変更した場合は、整備工場が代理店になります。


ここまでは兼業代理店になりますが、代理店を専業としているプロの代理店もいます。


プロ代理店は個人経営と、会社として組織化している代理店があります。

専業の代理店は、顧客の獲得と契約の継続が経営の基盤になるため、契約者のフォローが優先されます。


事故があった場合はその対応は最大のセールスポイントになるため、良くも悪くも全力対応になるのが多いのも理解出来ます。


そのためか、事故現場に来る代理店はほとんどが専業代理店の様です。

相手方などの事故当事者がどこかに連絡を入れているなと思った後に、現場に保険関係者が来たらほぼ専業代理店と思っていいでしょう。


事故現場での事故対応は、当然ですが保険会社の社員より経験が豊富です。


中には、示談など明確な結果に結びつく申し入れでは無くても、例えば過失割合についてさり気ない協議と同意を求める等、保険会社的には「少しやり過ぎ」と思うこともない訳ではありません。


事故当事者の双方の代理店が、交通事故現場で言い争いになり、警察がいなかったら違う事故になったかも知れない事も時にはあります。


契約者は事故直後、心細くなって代理店に連絡を入れて事故現場まで来てもらう場合もありますが、契約者の希望するレベルの対応ではなく代理店のやり方に不満を持つ事もあります。


事故が起きた場合の対応について、契約者と代理店双方が希望する援助や期待する範囲が違っていたために、双方が不信感を残したということでしょう。


保険に加入する際に説明するのは当たり前ですが、事故などが起きた事態まで想定して、契約者が希望する対応と代理店が行動できる範囲など、双方の考えや要望を事前にすり合わせ協議をする代理店はかなり少ない。


推奨できる代理店としては、加入した保険に関連する事故が起きた場合の対応や援助内容について、契約者側から代理店に擦り合わせについて申し出て、応じる姿勢を見せる代理店も選んで良い代理店の範囲と思います。

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