自動車保険に加入するなら代理店を通すか通販か?

自動車保険の知識

|通販型と代理店型の自動車保険の現況は?そして違いは?
現在の自動車保険の販売スタイルは、代理店型といわれる既存の損害保険会社と通販型自動車保険やダイレクト損保と呼ばれる、新しいスタイルで保険を販売する自動車保険とに大別されます。

今までは自動車保険に加入する場合、保険の販売を専門にしている専業の代理店や、自動車修理工場や整備工場、自動車販売のディーラー等が本業と関連させて、保険を販売している兼業代理店を介して加入するのがほとんどでした。

しかし、1996年頃から始まった金融制度改革(金融ビッグバン)によって自動車保険も自由化が進み、1997年にアメリカンホーム保険が日本で初めて通販型自動車保険の販売を始めました。


テレビや新聞でのCMに加え、ネット広告でも盛んに宣伝されている「通販型自動車保険(ダイレクト自動車保険)」は、インターネットや電話によって比較的容易に加入する事が出来ることで、多くの会社が市場に参入しており「通販型自動車保険」の市場は拡大傾向にあります。


通販型自動車保険に対して既存の「代理店型自動車保険」は、1914年に現在の東京海上日動火災保険の前身である東京海上保険が自動車保険を販売、戦後の自動車の普及と並行して発展して現在に至っています。


しかし、主流といわれた代理店型の自動車保険ですが、損害保険業界の再編の影響などで代理店数は数字に見える程の減少傾向にあります。


2000年には全国で約51万店以上あった代理店ですが、10年後には半分以下の店舗数に減少しています。


これは、通販型の保険に市場が奪われた事が原因では無く、保険会社の再編によって代理店も再編が進んだためです。

某保険会社の社内統計数字ではありますが、2013年度の代理店型自動車保険のシェアは約93%以上におよび、その内再編されたメガ損保のグループ4社で、国内シェアの84%強を占めているのが現状です。


一方で、通販型自動車保険は、市場参入してから歴史が浅い事も有りますし、代理店型と比べて扱う保険商品の種類が主に自動車保険のみであることの差は大きく、まだまだ代理店型の損害保険会社には及びません。

現状では、通販型の損保主要5社の収入保険料を合計しても、東京海上日動1社の約1/5の数字です。


しかし、継続的に成長している状況は、あらゆる資料や統計で明らかになっています。


社会的かつ保険市場から見た、代理店型の損保と通販型の損保の違いはどこにあるのでしょうか?


違いはいろいろ有ると思いますが、大きいのはインターネットを利用しての保険契約や、保険料の決済等全ての手続きを完結させているのが通販型の特徴の全てです。


そして、既存の保険会社における自動車保険の加入方法としては、専業や兼業を問わず代理店経由で契約や保険を継続して来たという慣習が社会的に認知されていること、これが現状においては差になっている部分でしょう。


代理店型の保険は、契約手続きをしてくれる「人」や「代理店」という、目に見える対応をしてもらえる状況が最大の特色と思います。


この「見える」事で得られる安心感は、結構大きいのかも知れません。

数年前のできごとですが、クレーム対応のために契約者と面談した際に「〇〇海上の保険だから加入したのではない!信頼できる△△代理店が、たまたま〇〇海上の代理店だっただけ!」


正に代理店という、現在の自動車保険特有の一面を垣間見た気がしました。


ユーザーは保険会社では無く、保険の窓口である代理店で選んでいる実態はありますが、この選択は妥当な判断と思います。


対して、通販型の損保は、見えるものはサイトや広告のみかも知れません。


しかし、「安心感」の尺度は人によって違います。


代理店の存在がない場合でも、納得感のある保険料で選択した補償の内容に関して満足度が高く、事故の対応をしっかりやってもらえる確信によって「安心感」を感じる人もいるのです。

自動車保険の基本は、加入した納得感と安心感にあります。万が一事故が起きた時に、事故対応をイメージすることが出来て補償内容に対しての保険料に納得感が得られる!ことが保険を選ぶ基本になるのでしょう。

加えてて好感が持てるという保険会社であることも重要です。

|通販型と代理店型の自動車保険それぞれの特徴は?

自動車保険に加入する時、「保険はお守りだから・・」の言葉に要約される様に、ほとんどのユーザーは自分が事故にあう!と想定している人はほとんどいません。


「お守り」感覚で考えると、保険料は「安い」に越したことはないのでしょう。


基本の補償項目で保険料を試算してみると、代理店型と通販型では年間で約2万円位の差が出ることもあります。


保険の内容や付帯するサービスの違いも有るので、同条件で保険料を比較することは難しいのですが、最低限の補償内容だけで比較した場合は代理店型より通販型の保険料は確実に安いといえます。


事故は絶対?に起こさない!保険は「お守り」の感覚、よって保険料を安く抑える事を優先させると、自動車保険は迷わず通販型を選ぶことになります。

通販型に対して代理店型は、保険料が高い分「より高い安心感」の付与をアピールすることになります。


アピールポイントの一つに、事故対応拠点の数に圧倒的な差があります。


対応拠点が多い事は間違いなく「安心感」の付与に大きく貢献する事が出来るのです。


例えば、事故の相手が旅行やビジネスなどで遠隔地から来ていた場合は、地元に戻って治療を継続することも起こりますし、地元に戻っての示談協議もあるのです。


このケースは結構多いのです!


遠隔地でなくても、例えば川崎市の人が千葉に来ていて事故にあったとか、岐阜の人が仕事で来ていた名古屋で事故にあったとか、隣接している県や市での事故は日常的に起きる範囲です。


事故当初は、千葉のセンターや名古屋のセンターで対応するのですが、被害者が地元に帰った場合は、「窓口変更」をして被害者が戻った先の最寄のセンターに移管して対応する事になります。


この、業界でいう「窓変事案(窓口変更)」は、きめ細かい対応という事に繋がって行きます。


これは、事故対応拠点の多い事が、契約者(加害者)の安心感の付与に大きく貢献していることになると思います。


そして、もうひとつ!決定的なアピールポイントは代理店の存在があります。

事故が起きる時は、早朝なのか深夜なのか休日か等の都合を問いません。

代理店型も通販型でも事故対応の基本は電話対応で、保険会社の社員が現場に出向いたりするケースはほぼ皆無です。


そんな状況で事故が起きた時に、事故現場から対応の相談などで連絡を取ることが出来る「代理店」の存在は大きい。


「代理店」側にしても、事故対応は絶好のアピールになりますので、依頼されたら事故現場まで駆け付けて来る代理店も少なくありません。


この部分が、通販型損保より高い保険料の理由なのですが・・。

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|通販型と代理店型!自動車保険はどちらを選ぶ?

保険の内容については、ネット検索などで保険を選択できる知識を仕入れる事は難しいことではなくなりました。


通販型のダイレクト損保と代理店型の既存の損保、選択する場合に「安い保険料」なら通販型の自動車保険になります。


事故の対応拠点数や代理店による「より高い安心感」を主体にした場合は、代理店型の自動車保険になると思います。

これが結論です!全てです!といったら怒られそうですが、「より高い安心感」と「安い保険料」が選択のキーポイントであることは間違いありません。


そして、肝心なのが「事故が起きた場合の対応力」も選択の大きな要因になります。


保険会社の事故対応センターは、通販型でも代理店型でも土曜日や日曜日祝日は基本的には休業しており、平日でも17時以後の時間の電話はつながらず、事故受け付け以外の緊急対応は本社など専用の部署での対応になります。


代理店型の場合、専業の代理店ではなくてもディーラーや整備工場などの兼業代理店であっても、土日祝日でもディーラーは営業していると思いますし、整備工場でも17時にシャッターを閉める工場は少ないと思います。


身近に対応や相談出来る、代理店の存在はやはり大きいのです。

一方で通販型の自動車保険は、保険料の割安感は大きいですが、代理店が存在していないマイナス感は否めません。


しかし、その分各社で工夫が見られます。


例えば、対人事故で相手方被害者が死亡や入院した場合は、提携会社ではありますが、土日・祝日でも契約者の自宅訪問サービスの実施や、警備会社が事故の現場に駆け付けて契約者をサポートするサービスなどがあります。


また、レッカー移動無制限や、落輪レベルの対応、ガソリン補給などのロードサービスなど、代理店型損保では実施していない内容の付帯サービスを割安な保険料で受けられるケースもあります。

|保険会社の事故対応力を見極めるのは無理!?

通販型か代理店型か?「基本の保険内容については大きな差はない!保険料や安心感など好みの差になるのでしょう?!」になるのかも知れません。

そして、肝心の事故対応力ですが、自動車保険の加入時に、保険会社の「事故の対応力」を見極めることは無理です。


事故対応が当事者の特性等に合わせて、少人数のグループ内での対応や担当者選定など、細かく組織化されている損保は交渉力も強いと思いますが、実務的にはそこまで柔軟な対応は難しいのが現状です!


事故処理や事故対応の満足度は、担当者個人の力量によるところも大きいのです!


損保各社は、担当者個人の対応力のアップやセンター全体の底上げを図るために、キャリアや能力に応じた社内研修だけではなく、社外研修や中長期レベルの通信教育等々を実施しています。


しかし、現状では事故対応力なら代理店型または通販型!という様に決定的にアピール出来る、これが売りです!という状況には、至っていません。


その意味では、契約者にとっては担当者に「大当たり」も、残念ながら「ハズレ」もあるのです。


損調力を見極めて、通販型の保険か代理店型かを選択するのは現実的には不可能という事になるのです。


ただ、保険会社の歴史が長ければ、それなりにノウハウが積み上がっており、対応力が引き継がれている分で差があるのは当然になりますし、社員の数が多ければ「当たり」の確率は上がります。

|代理店型と通販型の自動車保険!選ぶ際の参考です?!
通販型か代理店型の自動車保険を選ぶ場合に、万が一事故が起きた場合を想定すべきと思うのです。

代理店を通した対応を選択するのか?代理店は必要がないと判断するのか?になるでしょう。


代理店型の保険を選択する場合は、保険会社ではなく代理店を選ぶ事です。


長い付き合いのあるディーラーや修理工場や整備工場で保険加入する方法もあるでしょう。

その選択した代理店が一社専属の代理店の場合は、自動的に保険会社も決まることになります。


数社の損害保険会社の乗り合い代理店であれば、その中から自ら選択してもいいと思いますが、代理店がメインで扱っている損保を選ぶのが最良になるかと思います。

代理店は必要がない!保険は「お守り」と判断した場合は、通販型保険会社を選択する事になります。


通販型を選択する場合は当然、保険料を比較して最も安い保険会社を2~3社に絞って、補償内容から納得感ある自動車保険を選択することになります。

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