自動車保険の等級引継ぎ制度「はきだし新規」と「中断」とは?

自動車保険の知識

|「はきだし新規」を知っていますか?
自動車保険の等級引継ぎは保険会社間だけではなく、家族間でも引継ぐことができます。

但し、保険会社間の場合でも一部「共済」への等級引き継ぎができない様に、家族間全てが可能ということではありません。

等級を引き継ぐことが出来る家族とは、記名被保険者とその配偶者、記名被保険者またはその配偶者の同居の親族と限定されています。


重要なのは、
親族に関する条件が「同居」していることです。

例え、父母や子供、兄弟であっても別居している場合は等級を引継ぐことはできません。


よって、子供が進学や就職、結婚などによって別居が事前に判明している場合は、同居中に等級の引き継ぎを済ませておくことも必要になります。


配偶者に関して内縁関係の場合は、事実婚の関係にあることを証明する書類を必要としている保険会社もあります。


同居する家族間で等級を引継ぐことは、保険料を節約するために有効な方法のひとつです。


|親の等級を子供が引き継ぐ

例えですが、45歳の母親が20等級の自動車保険に加入している状況で、同居の19歳の子供が新たに自動車を購入した様な場合ですが・・。

この場合、新規に自動車保険を契約すると6等級からのスタートになります。


その上、子供の年齢が21歳未満なら「全年齢補償」になるので、保険料は高い!


子供の親が自動車を所有していて11等級以上であれば、セカンドカー割引が適用されるので7S等級から始められるのですが、それでも保険料は割増率が適用されます。


この様なケースの場合に、親の等級を子供が引く継ぐことによって家族が負担する保険料を抑えましょう!ということなのです。

例えの設定をそのまま引用します。


母親が加入している保険の被保険者を子供に変更して、子供が購入した自動車に車両入替をします。


子供の年齢が19歳なので、補償範囲は「全年齢補償」で保険料は高いのですが、変更した保険は20等級で63%の割引率が適用されることになります。


その一方で、押し出される感じになった母親の自動車は、セカンドカー割引を適用させて「7S等級の35歳以上補償」の新規で加入します。

母親が新規加入する条件の契約ではほとんどの保険会社は、40%の割引率が適用されます。


更に、年齢条件のみではなく、ゴールド免許割引などの各種適用可能な条件設定をして保険料を下げる工夫も可能になります。


被保険者の変更と車両入替という簡単な手続きをすることで、割引率に50%以上の差が生じる可能性があるのです。

同居している子供等が自動車保険に新規加入する場合、車両入替や等級の引継ぎを検討することで、家族全体の保険料負担をかなり軽減する事ができるはずです。


手続きの上で、車両入替に関して「車両の所有者」や「入れ替え車両の用途車種」等に関して一定の条件がありますので、状況に応じて事前に保険会社に確認を取って頂くことをお勧めしたい。

家族間の等級引継ぎについては、イメージしにくいかも知れません。


これは、自動車保険に加入している人が、配偶者や同居の子供、親族に等級を譲り渡すことで、等級を貰う!あげる!ことができる制度ということです。


保険業界では等級を譲り受ける、または高い等級を付けて保険に加入することを「はきだし新規」や「押出し新規」と呼んでいます。


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|自動車保険を一時的に中断する制度とは?
事故を起こさないで、長期間こつこつ継続して来た自動車保険は、等級が進んで割引率も高くなっています。


しかし、海外転勤などの何らかの事情で一時的に自動車を手放して自動車保険を解約すると、等級はリセットされてしまうのですが・・・。


その後、事情が解消されて再度自動車保険に加入することを見越して、「中断制度」を利用することによって、最大で10年間の期間を置いてもノンフリート等級を次の契約に引き継ぐことが出来るのです。

自動車保険の「中断制度」とは、自動車に乗らない期間があってもその期間は保険料を支払うことなく等級の引き継ぎを行える制度ということです。


ここで少し注意頂きたいのは、中断する契約で保険金を支払った事故の有無や内容、事故件数等は中断後に再開する契約のノンフリート等級および事故有係数適用期間においても適用されるということになります。

10等級のユーザーが3等級ダウンの事故を起こして保険で支払を受けた場合、満期が到来して更新すると7級にダウンします。


この保険を更新しないで解約し中断手続きを取ったとしたら、数年後に保険を再開した際の等級はダウンした7等級からのスタートになります。


これが、7等級のユーザーが3等級ダウン事故を起こした場合は、5等級まで下がることになるので中断申請をしても意味の無い事になります。


この場合は、6S等級からの新規契約を選択する方がいいということになるでしょう。

|中断申請する手続きは難しくはありません!

加入している自動車保険を解約する際に、保険会社に「中断証明書」という書類の発行依頼書を提出します。

保険会社によって多少の違いはありますが、自動車の売却や廃車および譲渡など、当該自動車を所有しない旨を証明する「解除事由証明書」や「登録事項等証明書」など状況に合わせた立証資料と、中断前の「自動車保険証券の写し」の提出を依頼されます。


指示された書類を保険会社に提出すると、後日保険会社から「中断証明書」が発行されます。


将来、自動車を所有する可能性が少しでもあるなら、「中断証明書」の発行手続きをとられる事をお勧めします!

|中断証明書を発行してもらう条件とは?

「中断証明書」は申請したら無条件で発行してもらえる書類ではありません。

中断後に再開する契約の等級が7等級以上であることが条件になります。


自動車保険の解約日または満期日から13ヶ月以内に中断申請をされることとありますが、一部ですが5年以内の申請期間を設定している保険会社もあります。


また、契約が解除された場合は「中断証明書」は発行不可となっています。


そして、当然なのですが自動車を所有しなくなる、手放していることが絶対的な条件になりますが、一部では海外渡航や妊娠などの特例を認めている保険会社もありますので、個別に確認が必要かと思います。


|保険を再開する場合に注意すること

「中断証明書」は大切に保管頂きたい!


契約を再開する場合は必ず必要になりますので、発行された中断証明書は大切に保管頂きたい。


「中断証明書」は有効期限が長いために保管場所を忘れる場合や紛失するケースが非常に多い。


「中断証明書」を紛失した時の対処ですが、中断前の保険会社と同じ保険会社で保険を再開する場合は、「中断証明書」が発行されている確認が容易に取れるので、比較的容易に再開が可能になるはずです。


中断前の保険会社と再開する保険会社が異なる場合は、中断証明書を発行した保険会社に「中断証明書再発行依頼書」で申請することで、再発行が可能になります。


但し、手続き上に流れとしては、保険会社へ連絡を入れて「中断証明書再発行依頼書」を取寄せ、記入そして返送する。


再発行の手続きから受取までは、約2週間程度の時間を要するのが一般的ですので、余裕を持たせた手続きを意識しなければなりません。


中断後に契約を再開する場合、「中断証明書」を利用して他社への乗換は可能です。


乗換を希望する保険会社によっては、インターネットでの見積もりや申し込みを受け付けていない保険会社もありますので、これも注意が必要です。


中断証明書は保険解約する場合に、必ず発行してもらえるものではありません。


また、中断証明書を利用して等級を引き継ぐ際にも条件があります。


|中断証明書によって契約を再開するための条件は?

中断前の等級で保険を開始するためには条件があります。


1)「中断証明書」に記載されてある、有効期限内であることです。


2)保険を再開する為の自動車を取得してから、1年以内に契約を開始すること。


3)等級を引き継ぐ記名被保険者が、本人または配偶者や同居の親族であること。


4)海外渡航の為に中断した場合は、帰国されてから1年以内であること。


等級を効率よく引き継ぐことや、保険の中断は日常的に起きることではありませんが、知識として知っておくことで、必要な時に情報を取り出せる状態にあることは大きいはずです。


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