交通事故が起きると一番にお金の問題がまず発生します
警察庁の統計資料によりますと、2020年の交通事故の発生件数は新型コロナによる行動自粛の状況もあって、ここ数年では最も低く30万9千件と発表されています。
それでも、毎日約850件位の交通事故が発生している計算になります。
交通事故が起きると、今まで何の関わりや面識が無かった人同士が賠償をしなければならない側と賠償を受ける側という望まない関係が突然生じることになります。
賠償請求をされた側は請求された全額を支払わなければならないのか?
賠償を請求する側は被った損害の範囲をどこまで証明し請求できるのでしょうか?
事故の状況によっては、賠償を受けると同時に賠償する義務も負うという両方の立場になる場合もあります。
どれだけ賠償するのか?また、賠償を受けられるのか?
更に、お金だけの問題にとどまらない場合もあるのです。
感情的にも、被害者だから被った損害全てを請求したい!という思いと、加害者側ではあるがそんな請求は認めない!という主張になった場合、気持ちの上でも解決に向けた協議は不可となってしまいます。
毎日、毎日あちこちで発生している交通事故について、当事者間の賠償問題が適切でスムースに解決されるためには賠償に関しての基準やルールが必要になってきます。
賠償は適正かつ公正公明に実施されるためには、法律や裁判など賠償に関する基準などを根拠に解決を図ることになります。
この基準や根拠など基本的な知識の有無はいざという時に大きな差になります。
交通事故が起きて最も頼りになるのは、やはり自動車保険!
日常生活やビジネスなどの経済活動を行う上で欠かせない自動車ですが、利用や使用頻度が高くなれば比例して事故にあう確率も高くなるのは当然と思います!
自動車が思いもしていない事故で損壊した!他人にケガを負わせてしまった!相手の所有物を壊してしまった!等とアクシデントによって、相応の出費を余儀なくされた場合に費用の負担を軽減するのが自動車保険になります。
特に他人の人体にケガなどの損害を与えた場合、損害賠償額は高額になります。
強制保険である「自動車損害賠償責任保険」は被害者救済のための保険ですが、加害者側の賠償による経済的負担を軽減する役割も果たしているのです。
身近な保険のひとつである自動車保険ですが、意外と内容や詳細は知られていないのが現状です。
自動車保険に入っていても交通事故に関しての知識は絶対に必要です
交通事故が起きた場合の対応方法や賠償に関する知識がなければ、示談交渉が難航する可能性もあるでしょうし、公正とはいえない解決になっても、それさえ知らない状況で賠償が履行されてしまうことになるかも知れないのです。
また、自動車を所有しているからとにかく自動車保険に加入しておけば安心と思われている場合も多い様です。
自分が加入している自動車保険はどの様な損害や事故に対処できるのか?どこまで保険会社は対応してくれるのか?保険会社の行う示談や解決の内容は適正で公平なのか?自分の加入している保険は保険料に見合った効率的な内容になっているのだろか?
これも知らなければ疑問にさえ思わないので、調べるきっかけや単語さえ見つけられません。
交通事故の賠償も自動車保険についても、知らなければ適正な請求も効果的な活用もできないのです。
当サイトは、不幸にも交通事故が起きた場合に対応できる知識に限らず、事故を起こさないためや損害を少しでも軽減できる可能性も含めて、損害保険会社の事故センターで培った経験と知識をもって必要な内容を可能な限り網羅したい。
単なる解説ではなく、賠償協議の当事者になることが多い損害保険会社が対応対処するであろうとの可能性も視点に入れた、組織から離れた定年退職者だからこそ書ける内容で・・!を意識したサイトを目指しています。